[とある世界のコンビニ元店長が話す生活]

◎注意◎

これは、とある世界とある町のとあるコンビニで合った話です。現在に似ていますが似ているだけです。

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■悪いオーナー及び責任者について説明したいと思う。

先の話の中で出てきた二つの話

◎メイン催事【恵方巻うな重・お中元・お歳暮・クリスマスケーキ】は全従業員絶対1個買う

◎責任者は、メイン催事+おせち・毎週キャンペーン商品を絶対買う

について説明しておこう。

思い出す方がいるかと思いますが5〜6年前に某チェーン店で問題になった話がある。アルバイト店員にノルマを課していると、それに合わせて他にも色々と出てきたが、それは今後にしたい。

 

この時まで、アルバイト店員にノルマを課すのは常識と課していた。その前々からオーナーや責任者から不満は上がっており、再三本部対して言ってきたが、基本的に『ノルマは無くして、達成出来る目標を立ててください』と表現を変えて継続していた。

私が入った頃は、売れもしない【うな重】を100〜は発注していた。一店舗平均120個だったのだ、当時コンビニは48000店舗、如何にゴミを増やしていたか。そして、廃棄分は契約によって違いはあるものの、廃棄額は店負担である。

廃棄分+廃棄物処理とゴミを回収にも金がかかるのでとんでもない金額になる、なのでノルマが各々課されていたのだ。ある店長さんと話した時に、アルバイト店員に『キミは何処で働いて何処からお金を貰ってるか分かるよね?』と脅しをかけると聞いた事もある。もちろん、そんなの言い訳でしかないが、何もしてなかった訳ではない。時給が高い代わりにノルマや一人辺り10個買うなど、内規が存在もしていた。

責任者のみにノルマを課している場合もあった。

よく言われるが『値引きしたらいいじゃん』というが確かに廃棄額が減るのはいいけど、値引き金額は丸々廃棄額になって精算されるので、50〜60%損失が減るくらいで、1日分の利益は簡単に飛んでしまう。

そんな中、当時、数少ないノルマを従業員にほとんど課していない店舗もあった。では、本部からのノルマをどうしたか

オーナー家族全員で営業活動をしていたんです。そのオーナーさんと話す機会があり、教えて貰いましたが、周辺には田んぼしかなく、他に何もない幹線道路沿いの店舗ですが、点在する周辺の家々や来店する企業さんに営業して声かけし、ケーキなどをすべて配達しているそうです。家族全員でそれを10年以上やってました。そこまでしないと本部からのノルマの達成は難しかったのです。

しかし、それも5〜6年前の事件で変わりましたが、それでもいくらかのノルマはあります。なぜ無くならないのかというと、その数によって本部の評価が出るので、店舗を増やしたいオーナーさんや補助金が欲しいオーナーさんは評価の為に無理をします。